ラグビーワールドカップ2019 公式ホスピタリティの振り返り
ラグビーワールドカップもすでに記憶の1ページになろうとしています。
STH Japanは、アジア初開催のラグビーW杯において公式ホスピタリティパッケージを提供し、お陰さまでご好評をいただくことができました。「一生に一度」の体験をお客様にお届けした、あの日々を振り返ってみたいと思います。
6週間で45試合、2,196得点、3,600分にも及ぶ試合が行われ、最後にトーナメントを制したのは南アフリカでした。今大会は、これまで強豪国とされていなかったチームが、輝きを放つという展開を見せました。
グループステージではウルグアイがフィジーを打ち負かし、開催国である日本がグループAをトップで勝ち抜けてファンを熱狂させました。イングランドチームは過去3回の優勝経験国であるニュージーランドを撃破しましたが、惜しくも南アフリカに敗れるという結果になりました。
W杯は日本全国の12地域で開催されました。地元の方々の全面協力のもと、観客席は平均で99.3%が埋まり、184万枚の試合チケットが売れました。公式ホスピタリティもご好評をいただき、13万枚のチケット(63,809パッケージ)を売り上げました。ホスピタリティのお客様の7割は日本の方々で、3割が海外の方々でした。
「公式ホスピタリティの実施は、今回のW杯を成功に導いた主たる要因のひとつです。世界中から集まるラグビーファンに忘れがたい観戦体験を提供し、同時に今後のラグビーW杯に不可欠な経済的貢献も果たしました。」( ワールド・ラグビー会長 Bill Beaumont氏)大規模なプロジェクトとなった公式ホスピタリティは、それゆえに日本で提供する上で数々の難題に直面しました。
ホスピタリティという商品自体が日本ではまだ根付いておらず、サービス提供のためのスペースも十分に備わっていません。弊社は2015年に英国で開催された前回のラグビーW杯でも公式ホスピタリティを提供しましたが、スポーツホスピタリティがすでに根付いている英国とは勝手が違いました。ホスピタリティを提供する施設を一から建設しなくてはならず、普段はホスピタリティを提供するようなスペースではないところを、ホスピタリティ用に作り替える必要もありました。
お客様に10種類のパッケージをご提供するために、整備しなくてはならない会場は全国47か所にのぼりましたが、6週間の開催期間中、無事に233のパッケージをご提供することができました。プライベートスイートからモダンなラウンジでのサービスまで、さまざま内容のパッケージをご用意し、最もご好評をいただいたのが、仮設建築でご提供したハイエンドなホスピタリティ、「ウェブ・エリスパビリオン」と「ウェブ・エリススイート」でした。
横浜国際総合競技場に隣接して建てられたウェブ・エリスパビリオンとスイートは、オープンレストランスペースと18の個室スイートを有しており、トップカテゴリーのお席と最上級のお食事体験がセットとなったホスピタリティをご提供し、弊社の提供するホスピタリティパッケージの中でも最高クラスの内容を展開しました。元ラグビープレーヤーのレジェンドの皆さんがゲストスピーカーとして登場したり、ライブパフォーマンスが行われたりと、活気に満ちたエンターテインメントの実施も、観戦前のお客様の気分を盛り上げるのにひと役買いました。また、経験豊かなケータリング専門家が18か月かけて厳選・考案したメニューに基づき、洗練された料理やドリンクの数々が提供されました。
この仮設建築は、広さ3,850 ㎡、高さが最大7.4mに及ぶ大規模な建物でした。ホスピタリティ用仮設建築としては日本で最大規模であり、日本国内および海外の経験豊かなチームの英知を集めて実現されたものです。この建物(ウェブ・エリスパビリオン及びスイート)におよそ9,000名のゲストをお迎えし、横浜で開催された7試合を優雅にご観戦いただきました。
2019年6月1日に着工した仮設建築は約120日かけて完成し、内装工事を経て、ホスピタリティ用ラウンジとして誕生しました。
サイモン・ジェフォード(STH Japan CEO)は次のように述べています 「この規模のホスピタリティをご提供し、お客様のご好評をいただいたことを誇りに思います。また、日本にスポーツホスピタリティという全く新しいコンセプトを導入できたことも成功の一つであったと思います。今後も日本のお客様に向けて魅力的なホスピタリティをご提供できるのを楽しみにしています。」
スポーツ・トラベル & ホスピタリティ・ジャパン (STH) は、今後も日本においてプレミアムな観戦体験をお届けして参ります。詳細は以下からお問い合わせください。Eメール: info@sthjapan.com 電話: +81 3 4500 6252